◎世界銀行のデータに、ガーナの人口の4分の1が1日2.15ドル以下での生活を余儀なくされている。
2022年11月5日/ガーナ、首都アクラ、インフレに抗議するデモ(Francis Kokoroko/AP通信)

ガーナの首都アクラで5日、インフレと政府に抗議するデモが行われ、数百人がアクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領の辞任を要求した。

デモ隊は市中心部の通りを行進し、「アクフォアドは出てけ!」「国際通貨基金は失せろ!」などと叫んだ。

赤い服を着たグループは政府がIMFに支援を要請していることに言及し、「ガーナは貧しくない」と主張した。

政府は数カ月前からIMFとの交渉を続けている。

アクフォアド氏は先週、積極的な金融引き締め政策を実行しているにもかかわらず、9月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で37%上昇したと発表。国民に落ち着くよう呼びかけた。

デモに参加した男性はロイター通信の取材に対し、「アクフォアドは失敗を認め、今すぐ去るべきだ」と語った。「国民の大多数が燃料と食料価格の高騰に直面し、頭を抱えています....」

世界銀行のデータに、ガーナの人口の4分の1が1日2.15ドル以下での生活を余儀なくされ、進行中のインフレは人口の大多数を占める低所得者層と貧困層の首を絞め上げているという。

ガーナでは同様のデモが全国各地で行われている。

ガーナの通貨セディは今年、記録的な対米ドル安を記録している。11月5日の終値は「1ドル=13.84セディ」、1カ月前は1ドル=10セディほどだった。

AFP通信の取材に応じた男性は「もう十分だ」と語った。「ガーナには金、石油、マンガン、ダイヤがあります。ないのはリーダーシップだけです!」

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