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▽2月のインフレ率は前年同月比23.1%増で、22年12月の54%超から低下したものの、それでも中銀が目標とする8%(±2%)を大きく上回っている。
アフリカ西部・ガーナ、首都アクラ(Bloomberg)

ガーナ中央銀行は28日、主要政策金利を1ポイント引き上げ、28%に設定した。

今回の利上げは多くのアナリストにとって予想外だった。

アシアマ(Johnson Asiama)総裁は今週初め、同国の消費者物価指数(CPI)が不快なほど高く、バランスの取れた金融政策が必要であると表明していた。

ロイター通信が今週公表した調査によると、アナリストの大半が中銀が金利を据え置くと予想していた。

しかし中銀は「インフレ率を下げるためには引き締め姿勢が必要」として、23年7月以来となる利上げに踏み切った。

アシアマ氏は記者会見で、「金融政策決定会合は政策金利を1ポイント引き上げ、28%とすることを決定した」と語った。

またアシアマ氏は「インフレ率はわずかに低下したものの、依然として懸念材料である。食料品と非食料品のインフレ率は予想を大幅に上回っており、コア・インフレ率も高止まりしている」と述べた。

2月のインフレ率は前年同月比23.1%増で、22年12月の54%超から低下したものの、それでも中銀が目標とする8%(±2%)を大きく上回っている。1月は23.5%であった。

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