ガーナ政府、12億ドルのボーキサイト採掘契約を破棄
ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。
.jpg)
アフリカ西部・ガーナ政府が地元企業ロックスアール・インターナショナルとの12億ドルのボーキサイト採掘権契約を破棄し、大手海外企業とのパートナーシップを模索している。現地メディアが28日に報じた。
ロイター通信は情報筋の話しとして、「政府はドバイを拠点とするエミレーツ・グローバル・アルミニウムや中国企業との契約を模索している」と伝えている。
ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。
ガーナのボーキサイト埋蔵量は推定9億トン。この契約解除は鉱山開発と精錬インフラへの持続的な投資を誘致できずに苦戦する中、政府が方針を転換したことを意味する。
ロックシュアが契約を結んでいたボーキサイト鉱山の埋蔵量は3.67億万トンと推定されている。
これはロックスアールと国営ガーナ統合アルミニウム開発公社(GIADEC)との共同企業体の基盤であり、鉱山とアルミニウム精錬所の建設を目的としていた。
ロックスアールはこの共同企業体の株式を70%保有している。