◎政府は先週、クーデターを画策した兵士4人を逮捕したと発表していた。
2022年12月29日/ガンビア、首都バンジュールで行われた政府の記者会見(Getty Images/AFP通信)

ガンビア政府は29日、先週発生した軍事クーデター未遂に関する情報を公表した。

大統領府の安全保障顧問は記者会見で、クーデター計画に民間組織または個人が関与した可能性があると明らかにした。

政府は先週クーデターを画策した兵士4人を逮捕したと発表していた。

安全保障顧問は、「調査の結果、国内外の民間組織または個人がクーデター計画に関与した疑いがある」と指摘。調査を進めているとした。

また顧問は計画について、「兵士たちは近隣諸国の介入を防ぐために、閣僚の拘束を望んでいた」と説明した。

顧問によると、これまでに兵士7人が逮捕され、計画に関与したとされる少なくとも2人が逃走中だという。

大統領府は記者会見後の声明で、「ガンビア政府は自国の法律並びに国際法に基づいて、クーデター計画の疑いを調査するタスクフォースを設置した」と発表した。

タスクフォースは司法省と軍の高官11人で構成され、30日以内に調査報告書を提出するとしている。

バロウ(Adama Barrow)大統領はこの事件に関する会見を開いていないが、大統領府報道官はSNSに「バロウ大統領は事件の全容解明を関係閣僚に指示した」と投稿している。

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