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▽コートジボワール政府は昨年末、駐フランス軍の撤退を発表した。
アフリカ西部・コートジボワール、行進する陸軍兵士(Getty Images)

フランス政府は20日、西アフリカと中央アフリカ全域で軍備縮小が進む中、コートジボワールの軍事基地の管理権を引き渡し、80人の兵士を主に訓練目的で駐留させると発表した。

ルコルニュ(Sebastien Lecornu)国防相は最大都市アビジャンの式典で「フランス軍は消滅するわけではない」と語った。

またルコルニュ氏は「80人の兵士は共同分遣隊の基礎となる、コートジボワール軍が表明するニーズに応じて、特に訓練の面で、常に再評価されるニーズに応じて必要な支援を提供する」と述べた。

コートジボワール政府は昨年末、駐フランス軍の撤退を発表した。

コートジボワールには数十年にわたり旧宗主国のフランス軍が駐留してきた。

アフリカ西部で軍事政権の支配下に置かれるマリ、ブルキナファソ、ニジェールはフランス軍を追放。セネガルとチャドも国外退去を発表している

フランス政府は昨年末、チャド政府に最初の軍事基地を返還した。チャドはサヘル地域でフランスが大規模な軍事プレゼンスを維持している同盟国のひとつであり、長年にわたりイスラム過激派と戦ってきた。

フランス国内ではアフリカに駐留する兵士の帰還を求める声が高まっている。

フランスはコートジボワールを含む西アフリカ・中央アフリカ諸国における軍事プレゼンスをロシアが勢力を伸ばしている今、約2200人から600人に削減することを検討している。

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