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▽学校の責任者の知り合いとみられる3人の男性がIED(即席爆発装置)を校内に持ち込み、手を加えている最中に爆発した。
ナイジェリア、北東部ヨベ州、陸軍の兵士(Getty Images)

ナイジェリア・アブジャ近郊の学校で爆発物が爆発し、2人が死亡、2人が負傷した。警察が6日、明らかにした。

それによると、学校の責任者の知り合いとみられる3人の男性がIED(即席爆発装置)を校内に持ち込み、手を加えている最中に爆発したという。

これにより、3人のうち2人が死亡、もう1人と女性1人が重傷を負い、病院に搬送された。

現場で対応に当たった警察の責任者は地元テレビ局の取材に対し、「3人組は何らかの目的で学校にIEDを持ち込み、ベランダで手を加えている最中に自爆したようだ」と語った。

それによると、警察が爆発物の残骸からIEDであることを確認し、学校の責任者を拘束したという。それ以上の詳細は明らかになっていない。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「3人組は北西部カツィナ州からアブジャまで車で移動し、学校にIEDを持ち込んだとみられる」と伝えている

カツィナ州は同国で最も危険な州のひとつであり、西アフリカ最大のイスラム過激派組織ボコ・ハラムを含む数十の武装勢力が活動している。

アブジャはここ数年、治安上の脅威と攻撃の増大に直面しており、地元当局はしばしば、その多くにボコ・ハラムが関与していると非難している。

ボコ・ハラムと政府は戦争状態にあり、10数年にわたる戦いにより数万人が死亡、200万人以上が住居を失ったと推定されている。

ナイジェリア北部と国境を接するニジェール、チャド、カメルーンでもボコ・ハラムの脅威が高まり、各地で自爆テロなどが多発。ボコ・ハラムは昨年11月、チャド西部の陸軍基地を襲撃し、兵士17人を殺害した。チャド当局はこの戦闘でボコ・ハラムの戦闘員を96人殺害したと報告している。

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