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▽モンドラーネ氏は大統領選後、逮捕される恐れがあるとして国外に逃亡。それ以来、SNSで支持者に抗議デモを行うよう呼びかけてきた。
モザンビーク、大統領選に出馬した野党指導者のモンドラーネ氏(Getty Images)

アフリカ南東部・モザンビークの大統領選挙に立候補し、与党・モザンビーク解放戦線(FRELIMO)のシャポ(Daniel Chapo)氏に敗れた野党指導者のモンドラーネ(Venancio Mondlane)氏が1月9日に帰国する。現地メディアが5日に報じた。

それによると、モンドラーネ氏はフェイスブックに声明を投稿。「1月9日に戻る予定だ」と述べた。

モンドラーネ氏は大統領選後、逮捕される恐れがあるとして国外に逃亡。それ以来、SNSで支持者に抗議デモを行うよう呼びかけてきた。

野党はFRELIMOが票を操作したと主張している。

シャポ氏は1月15日の就任式で宣誓する予定だ。

モンドラーネ氏が帰国後に抗議デモを主導するかは分かっていない。デモとその後のにより、3000人近くの市民が国外に逃亡したと推定されている。

地元メディアによると、モンドラーネ氏は10月21日頃にモザンビークを離れたとみられる。

昨年末に行われた4日間の抗議デモでは各地の道路が封鎖され、複数の都市で略奪や放火が確認された。首都マプトの刑務所では少なくとも6000人の受刑者が脱獄し、その多くが今も逃走中だ。

地元の人権団体は抗議デモが始まって以来、250人以上が死亡し、数百人が逮捕されたと報告している。

FRELIMOは1975年の独立時に政権を握り、その後、モザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)と15年にわたると血生臭い内戦を戦った。RENAMOは後に野党となり、今回の選挙にも候補を擁立した。

FRELIMOは過去にも不正選挙でしばしば非難されてきた。昨年の地方議会選挙後にも激しい抗議デモが起きている。

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