EU、南アフリカに115億ユーロの投資を約束
投資の大部分は発電能力の増強、送電網のアップグレード、エネルギー貯蔵、グリーン水素を通じた再生可能エネルギーへの移行に充てられる。
と南アフリカのラマポーザ大統領(ロイター通信).jpg)
EUは10日、南アフリカに対し、クリーンエネルギー、インフラ、医薬品プロジェクトに115億ユーロ(約2.03兆円)を投資すると発表した。
投資の大部分は発電能力の増強、送電網のアップグレード、エネルギー貯蔵、グリーン水素を通じた再生可能エネルギーへの移行に充てられる。
南アフリカは低迷する経済と高失業率に悩まされ、トランプ関税の影響も強く受けている。
EUの執行機関である欧州委員会は声明で、農業・化学・鉱業分野で高まるグリーンアンモニア需要に関するプロジェクトや、アフリカ大陸向けワクチン・医薬品生産の強化にも言及した。
欧州委員会のフォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は3月の南ア訪問中に47億ユーロの投資を約束していたが、今回の投資額にこの金額が含まれているのか、それとも追加なのかは明らかになっていない。
南アの貿易は8月にトランプ政権が30%の関税を課した影響で打撃を受けている。
南ア歳入庁(SARS)によると、2024年の対米貿易黒字は約370億ランド(3195億円)であった。