◎エチオピアは主要貿易相手国であるロシアおよび中国と密な関係を維持する一方、米国とも緊密に連絡を取り合っている。
エチオピアのアビー(Abiy Ahmed)首相が24日、南アフリカで開かれている新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席した。
アビー氏はBRICSがエチオピアを含む6カ国の加盟を承認したことについて、「劇的であり、嬉しく思う」と表明した。
中国、ロシア、インド、南ア、ブラジルの加盟5カ国は新たにイラン、アルゼンチン、エジプト、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、そしてエチオピアの6カ国を来年1月に迎えることで合意した。
アビー氏は自身のX(旧ツイッター)アカウントに声明を投稿。「これはエチオピアにとって重要なことである。エチオピアは包括的な世界秩序の構築に向け、すべての国と協力する用意がある」と書き込んだ。
エチオピア首相もXアカウントに声明を投稿している。「すべてのエチオピア国民に祝福を!おめでとう!」
エチオピアは主要貿易相手国であるロシアおよび中国と密な関係を維持する一方、米国とも緊密に連絡を取り合っている。
エチオピアと米国の関係は昨年11月に終結した内戦の影響で一時緊張したものの、今は落ち着いているように見える。
同国はこの10数年で経済を大きく発展させたものの、ここ数年はコロナパンデミック、気候変動、内戦、ウクライナ侵攻がもたらしたインフレにより、成長を阻害されている。