◎10~12階建ての集合住宅が突然倒壊し、周辺の民家が巻き込まれた。
エチオピアの首都アディスアベバで24日、集合住宅が倒壊し、少なくとも7人が死亡、救助活動が続いている。
地元メディアによると、現場はアディスアベバ近郊の地区。事故は現地時間5時頃に発生した。
国営テレビは消防当局者の話しとして、「10~12階建ての集合住宅が突然倒壊し、周辺の民家が巻き込まれた」と伝えている。
それによると、これまでに4歳、11歳、12歳の児童を含む7人の死亡が確認されたという。
倒壊に巻き込まれた人数は明らかになっておらず、行方不明者がいるかどうかも不明。国営テレビによると、警察が集合住宅を管理する会社を捜索したという。
アディスアベバでこのような倒壊事故が発生したのは2年ぶり。2022年にアフリカ最大級の商業施設の一部が崩落し、6人が死亡、7人が負傷している。
専門家によると、エチオピアは厳格な建築基準法は定めているものの、一部の業者はそれを守らず、規制当局の調査も甘いという。
国営テレビは専門家の話しとして、「このような悲劇を防ぐためには、しっかりとして監督と施工が必要である」と報じた。