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▽軍はアムハラ州とティグライ州の国境付近で武装民兵組織ファノ(FANO)と交戦したという。
2021年9月9日/エチオピア北部アムハラ州の街道、紛争地から避難する住民(Getty Images/AFP通信)

アフリカ東部・エチオピア当局は21日、陸軍が北部アムハラ州で対テロ作戦を決行し、この2日間で武装勢力の戦闘員300人以上を殺害したと明らかにした。

それによると、軍はアムハラ州とティグライ州の国境付近で武装民兵組織ファノ(FANO)と交戦したという。

それ以上の詳細は明らかになっていない。

ファノはアムハラ州の分離独立を目指す反政府勢力。この反乱は昨年、ティグライ州の民兵を国軍に統合する計画が公表された後に激化した。

国軍とティグライ州を統治するティグレ人民解放戦線(TPLF)の紛争は2020年11月に内戦に発展。民間人最大60万人が死亡、数百万人が国内避難民となり、数万人が近隣諸国に逃れたと推定されている。

政府とTPLFは22年11月に和平協定を結び、復興に向けた取り組みを進めている。

この内戦はアムハラ州にも波及。広い範囲が現在も無法地帯となっている。

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