◎事故はノースウエスト州の国立公園(野生動物保護区)で7日に発生。男性は写真を撮ろうと車を降りてアフリカゾウの群れに近づき、襲われた。
2016年11月30日/南アフリカ共和国、クルーガー国立公園のアフリカゾウ(Getty Images/AFP通信)

南アフリカ・ノースウエスト州の国立公園でスペイン人観光客(43歳、男性)がアフリカゾウに踏みつけられ、死亡した。地元当局が9日、明らかにした。

それによると、事故はノースウエスト州の国立公園(野生動物保護区)で7日に発生。男性は写真を撮ろうと車を降りてアフリカゾウの群れに近づき、襲われたという。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「ゾウの群れには子ゾウも含まれていた」と伝えている。

専門家によると、母親ゾウは子供を守るため、脅威を感じると攻撃的な対応を取ることがあるという。

亡くなった男性が乗っていた車にはガイドらも同乗していたが、全員無事であった。

ノースウエスト州公園観光局は声明で、「国立公園内に滞在する観光客は園内で車から離れることはできないというルールを守る必要がある」と述べた。

また同局は「野生動物のテリトリーに入ることは危険である、ということは忘れてはならない」と強調した。

アフリカ南部ザンビアでは今年、米国人観光客2人がアフリカゾウに襲われ死亡している。

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