◎シリアの旧アサド政権は先週崩壊し、野党主導の暫定政府が発足した。
エジプトのシシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領は16日、新体制に移行したシリアに初めて言及した。
エジプトは10万人を超えるシリア難民を受け入れている。
シシ大統領は記者会見で、「シリアの将来を決めるのは国民である」と語った。
またシシ大統領は「シリアを民主的な国にするかどうかは国民次第であり、私はそれを実現できると確信している」と強調した。
さらに、シリアやガザ地区、アフリカ北東部・スーダンなどの紛争終結に向けた努力を加速させるため、米国のトランプ(Donald Trump)次期大統領と連絡を取っていると明らかにした。
シリアの旧アサド政権は先週崩壊し、野党主導の暫定政府が発足した。
アサド(Bashar Assad)前大統領はタハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。