◎観光船は紅海沿いの町マルサアラム付近で25日の午前5時頃に転覆した。
2024年11月25日/エジプト、観光船転覆事故の生存者が手当てを受けている現場(ロイター通信)

エジプト沖で観光船が転覆し、28人が救助され、17人が行方不明になっている。当局が25日、明らかにした。

それによると、観光船「シーストーリー号」は数日間のダイビング旅行中で、さまざまな国籍の観光客31人と乗組員14人を乗せていた。

観光船は紅海沿いの町マルサアラム付近で25日の午前5時頃に転覆した。

現地メディアによると、何人かの生存者がヘリコプターで救助され、医療措置を受けているという。

ロイター通信は海軍当局者の話しとして、「海軍と陸軍が連携し、生存者を探している」と報じた。

観光船は24日にマルサアラムの港を出港し、29日に戻る予定であった。

転覆の原因は明らかになっていない。船長の安否も不明である。

マルサアラム沖では昨年、モーターボートが炎上し、12人が救助され、3人のイギリス人観光客が死亡した。

2016年にはエジプト史上最悪の海難事故が発生。約600人の移民を乗せたボートが地中海で沈没し、少なくとも170人が死亡した。

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