◎両国の関係はエジプトで2013年に発生した軍事クーデター後、急速に悪化した。
エジプトのシシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領が4日、初めてトルコを訪問し、エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と会談した。
両首脳はガザ紛争における共通点を見いだし、恒久的な停戦と人道支援の必要性を強調。さらに、長らく緊張状態にあった両国の関係を修復し続けることで一致した。
また両首脳は「両国はパレスチナ問題に関して共通のスタンスを持っている。進行中の大量虐殺の終結、一刻も早い恒久的な停戦の確立、そして妨げられることのない人道支援の流れが、我々の優先事項である」とした。
両国は今年2月、関係修復に合意し、それぞれの大使を再任。エルドアン氏は10年以上ぶりにエジプトを訪問した。
エルドアン氏は今後数年間で二国間貿易を150億ドルまで拡大したいと述べていた。
両国の関係はエジプトで2013年に発生した軍事クーデター後、急速に悪化した。
しかし、トルコは近年、シシ政権への批判をやめ、エジプトを含む他のアラブ諸国との緊張した関係を改善。より多くの投資を求めるようになった。
2022年11月、エルドアン氏とシシ大統領はカタールのFIFAワールドカップ会場で握手しているところを写真に撮られた。
2023年にはトルコ南部とシリアの一部を襲った大地震の後、エジプト外相がトルコを訪れ、連帯を示した。