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エジプトの非石油部門、小幅縮小-PMI調査 25年9月

25年9月の総合購買担当者景気指数(PMI)は8月の49.2から48.8に低下。成長と縮小を分けるしきい値は50.0である。
エジプト、首都カイロの市場(ロイター通信)

エジプトの非石油部門の事業環境が9月に小幅に悪化した。新規受注が5カ月ぶりに減少したことを示す調査結果が5日に発表された。

それによると、25年9月の総合購買担当者景気指数(PMI)は8月の49.2から48.8に低下。成長と縮小を分けるしきい値は50.0である。

この減速は新規売上の大幅な落ち込みが主因で、経済情勢の低迷、価格上昇、賃金圧力の高まりにより受注が減少した。

雇用の増加は2カ月間の小幅増の後、停滞。ほぼ全企業が人員水準に変化なしと報告した。

米S&Pグローバルは報告書の中で、「企業は全体として厳しい市場環境の中で新規受注獲得に苦戦しているが、投入コスト圧力の緩和はある程度の安堵材料となり得る」と述べた。

投入物価上昇率は米ドルに対するエジプトポンド高に支えられ、3月以来の最低水準に緩和した。

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