エジプト25年10月都市部インフレ率12.5%、前月上回る
CAPMASによると、25年10月の都市部インフレ率は前年同月比12.5%増、9月は11.7%であった。
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エジプトの都市部の先月の消費者物価指数(CPI)が9月を上回った。政府の統計機関CAPMASが10日、明らかにした。インフレ率が前月を上回ったのは5ヵ月ぶり。
CAPMASによると、25年10月の都市部インフレ率は前年同月比12.5%増、9月は11.7%であった。
食品やエネルギーを除くコアインフレ率は前年同月比12.1%増、こちらも9月の11.3%を上回った。
ロイター通信のアナリストは燃料価格の上昇や家賃の引き上げを認める新法の施行を理由に、12%を上回ると予想していた。
CAPMASによると、25年10月のインフレ率は前月比では1.8%増。食料品・飲料価格は1.2%上昇した。
政府は先月、幅広い燃料製品の価格を約13%引き上げていた。
家主が家賃を引き上げられる新法は8月上旬に発効した。
エジプトのインフレ率は過去最高の38%を記録した23年9月以降低下傾向にあり、25年1月は24.0%、2月は12.8%、3月は13.6%に低下した。
24年3月に国際通貨基金(IMF)と合意した80億ドルの金融支援パッケージが低下に貢献している。
中央銀行は先月の金融政策決定会合で政策金利を1.0%引き下げ、貸出金利を22%、預金金利は21%に設定した。
