◎倒壊の原因は明らかになっておらず、警察が現場を封鎖して捜査に当たっている。
エジプトの首都カイロで4階建てアパートが倒壊し、少なくとも4人が死亡、3人が負傷した。地元当局が6日、明らかにした。
それによると、事故は市中心部の住宅地で発生。倒壊の原因は明らかになっておらず、警察が現場を封鎖して捜査に当たっている。
社会連帯省は犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、必要な支援を速やかに提供すると表明した。
エジプトでこのような倒壊・崩壊事故は珍しくない。農村部やスラム街には建築基準を無視した掘っ立て小屋が乱立しており、事故が多発している。
政府は緩い建築基準法を見直し、取り締まりを強化している。また倒壊の危険性がある建物で生活する人々のための住宅開発も進められているようだ。
一方、カイロや北部アレクサンドリアなどの主要都市では不動産価格が高騰しており、利益を求めるデベロッパーが無許可でビルを増床することが多々ある。
7月にはカイロの石造りの5階建て住宅が崩壊し、12人が死亡。2月には北部ダマンフールの4階建てビルで爆発が発生し、建物全体が崩壊、6人が死亡した。