◎事故はカイロ近郊のギザで発生。20数人を乗せた小型バスが航行中のフェリーから転落し、女性と子供を含む少なくとも10人が死亡した。
エジプト・カイロ郊外のナイル川で小型バスがフェリーから転落し、少なくとも10人が死亡した。地元当局が21日、明らかにした。
それによると、事故はカイロ近郊のギザで発生。20数人を乗せた小型バスが航行中のフェリーから転落し、女性と子供を含む少なくとも10人が死亡したという。
事故の原因は明らかになっていない。
国営メディアは当局者の話しとして、「9人が救助され、地元の病院に搬送された」と伝えている。
それによると、少なくとも5人の女性が行方不明になっており、救助隊が捜索に当たっている。
救助された9人のうち6人が現場で手当てを受け、3人が病院に搬送された。容体は明らかになっていない。
AP通信は情報筋の話しとして、「死亡が確認された10人のうち6人が未成年」と伝えている。
国営メディアは警察が小型バスの運転手を拘束したと報じた。
エジプトではフェリー、鉄道、車両事故が相次いでおり、原因の多くが整備不良とルール無視である。
今年2月には日雇い労働者を乗せたフェリーがギザのナイル川で沈没し、少なくとも10人が死亡した。
2022年にはフェリーに乗っていた小型トラックがナイル川に滑り落ち、2人が死亡、8人が行方不明のままである。