◎土砂崩れは北キブ州中部の集落で2日に発生し、下の小川で洗濯をしていた女性や子供が巻き込まれた。
コンゴ民主共和国政府は3日、東部・北キブ州の中部で土砂崩れが発生し、少なくとも20人が死亡したと発表した。
地元メディアによると、土砂崩れは北キブ州中部の集落で2日に発生し、下の小川で洗濯をしていた女性や子供が巻き込まれたという。
州都ゴマの陸軍基地は声明で「少なくとも20人が死亡し、数人が行方不明になっている」と報告した。
AP通信は自治体関係者の話として、「麓の小川で洗濯していた子供と女性が巻き込まれ、捜索活動が続いている」と報じた。
コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。
北キブ州は反政府勢力と東アフリカ共同体(EAC)連合軍による紛争の中心地であり、この2年で数百万人が避難を余儀なくされている。
自治体によると、この地域では土砂崩れが年に数回発生しているという。昨年9月に発生した土砂崩れでは約100人が死亡したと推定されている。