エチオピア北部でM5.7の地震、被害の情報なし
震源地は州都メケレ近郊。震源の深さは10キロメートル。津波は発生しなかった。
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エチオピア北部ティグライ州で11日、マグニチュード5.7の地震が発生した。
米地質調査所(USGS)とドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、震源地は州都メケレ近郊。震源の深さは10キロメートル。津波は発生しなかった。
国営テレビは市内で強い揺れが感じられたと報じている。建物被害やケガ人の情報はない。
エチオピアはアフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)に位置しており、この地域には多くの活断層が存在する。
特に、東アフリカリフト系と呼ばれる地殻の裂け目が進行中で、プレートが引き裂かれることで地震や火山活動が頻繁に発生する。
このリフト帯はアフリカプレートとソマリアプレートの境界にあたり、両プレートが年間数ミリの速度で離れつつあるため、地殻が引っ張られて断層が形成される。
こうした断層の動きにより、浅い直下型地震が多く、地域住民に被害をもたらすこともある。
エチオピアでは大規模な地震は稀だが、中規模の地震は定期的に発生しており、インフラや住居への影響が懸念されている。
また、地震とともに火山活動も活発で、リフト帯に沿って複数の活火山が存在する。