◎被告人たちは5月19日、大統領府とチセケディ大統領の側近の邸宅を襲撃、銃撃戦となった。
コンゴ民主共和国で先月発生したクーデター未遂事件について、逮捕された米国人3人を含む約50人が7日、首都キンシャサの裁判所に出廷した。
被告たちは5月19日のクーデター未遂に関連して、国家反逆罪、テロリズム、暗殺未遂、武器・兵器の不法所持、テロ組織への資金提供などの罪に問われており、有罪となった場合、死刑に処される可能性がある。
銃撃戦により、野党指導者のマランガ(Christian Malanga)氏を含む8人が死亡した。
軍当局によると、マランガ氏は米国籍を保有し、ライブストリーミングでクーデターを配信した直後に銃撃戦となり、その場で射殺されたという。
マランガ氏の息子を含む米国人3人が出廷した。裁判は完全非公開で行われる。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチはコンゴ政府に対し、公正で透明性のある裁判を行うよう要請した。
一方、在コンゴ・米国大使館は3日、逮捕された3人との面会を拒否されたと明らかにした。3人は通訳を要求している。
被告人たちは5月19日、大統領府とチセケディ(Felix Tshisekedi)大統領の側近の邸宅を襲撃、銃撃戦となった。この銃撃戦で大統領府の警備員2人が死亡している。