◎国家反逆罪、テロリズム、暗殺未遂、武器・兵器の不法所持、テロ組織への資金提供などの罪に問われていた。
コンゴ民主共和国の軍事裁判所は13日、野党指導者らが今年5月に起こしたクーデター未遂について、これに関与した米国人3人を含む37人に死刑を言い渡した。
有罪となったのはコンゴ、米国、イギリス、ベルギー、カナダ国籍の37人。国家反逆罪、テロリズム、暗殺未遂、武器・兵器の不法所持、テロ組織への資金提供などの罪に問われていた。
その他14人は無罪となった。
被告たちは5月19日、大統領府とチセケディ(Felix Tshisekedi)大統領の側近の邸宅を襲撃、銃撃戦となった。
この銃撃戦により、野党指導者のマランガ(Christian Malanga)を含む8人が死亡した。
陸軍によると、マランガは自身のSNSアカウントでクーデターの様子をライブ配信した直後に射殺されたという。
有罪となった米国人3人のうちの1人はマランガの息子である。
同じく裁判にかけられている他の米国人2人はクーデターへの関与を否定。AP通信によると、2人はマランガの息子と友人関係にあったが、クーデターなど知らず、親子と行動を共にしただけと主張している。
野外軍事法廷での判決読み上げはテレビで生中継された。
被告の弁護士は地元テレビ局の取材に対し、控訴すると明らかにした。