◎軍服を着た男たちは大統領府とチセケディ大統領の側近の邸宅を襲撃。銃撃戦になり、少なくとも3人が死亡した。
コンゴ民主共和国、陸軍の戦車(Melanie Gouby/AP通信)

アフリカ中央部・コンゴ民主共和国当局は19日、首都キンシャサで銃撃事件があり、クーデターを企てた数人の外国人らを逮捕したと発表した。

それによると、軍服を着た男たちは大統領府とチセケディ(Felix Tshisekedi)大統領の側近の邸宅を襲撃。銃撃戦になり、少なくとも3人が死亡したという。

地元メディアは「陸軍の兵士が大統領府を襲撃した」と速報で報じ、その後、野党指導者のマランガ(Christian Malanga)氏が関与していると報じた。

報道によると、マランガ氏はチセケディ氏を脅迫する動画をフェイスブックに投稿したという。

AP通信は治安筋の話しとして、「マランガ氏は警察に抵抗した後、大統領府の敷地内で射殺された」と伝えている。

地元テレビ局は大統領府から2キロほど離れたマランガ氏の邸宅で、軍服を着た男たちと警察が衝突したとされる映像を公開している。

それによると、警察は軍服を着た男たちの侵入を阻止したという。

ソーシャルメディアで共有された動画には陸軍のものとみられるトラックと重装備の兵士が人通りの少ない通りを警戒しながら進む様子が映っていた。

大統領府の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「銃撃戦は19日の午前4時30分頃から始まり、警察官2人と襲撃者1人が死亡したと報告を受けている」と書き込んだ。

地元メディアによると、チセケディ氏は国民向けのテレビ演説を行う予定だという。

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