◎コンゴはアフリカ中央部に位置し、鉱物資源に恵まれているが、石油の採掘は西部と大西洋沖の一部の領域に限られている。
コンゴ民主共和国政府は14日、石油探査を予定していた27鉱区の競売を中止すると発表した。
石油探査の権利を競売にかけるこの取り組みは2年前に開始されたが、期待されていた成果を上げることはできなかった。
石油省は声明で、「27区の競売を中止し、新たな競売が行われることになった」と述べたが、時期や競売にかけられる鉱区の数など、詳細は明らかにしなかった。
競売が中止された27鉱区には推定220億バレルの石油が埋蔵されている。
コンゴはアフリカ中央部に位置し、鉱物資源に恵まれているが、石油の採掘は西部と大西洋沖の一部の領域に限られている。
この競売により、内陸部でも石油の採掘が活発になると期待されていた。
環境保護団体はコンゴが2022年7月に競売を開始して以来、繰り返し警鐘を鳴らしてきた。