◎コンゴでは船の転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
コンゴ民主共和国西部の河川で約300人を乗せた木造ボートが転覆し、少なくとも20人が死亡、200人以上が行方不明になっている。地元当局が20日、明らかにした。
それによると、事故は夜間に発生。電動の木造ボートが何かに接触、転覆したという。
救助活動に参加したボランティアの男性はAP通信の取材に対し、「20人の遺体を引き上げ、46人を救助したが、200人以上が行方不明のままだ」と語った。
コンゴの刑法は夜間のボート運航を禁じている。地元メディアによると、運輸安全委員会が調査官を現場に派遣し、事故に至った経緯を調べている。
コンゴでは船の転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
6月には首都キンシャサ近郊の河川で少なくとも271人の乗客を乗せた船が転覆し、86人が死亡している。