◎デモ隊はチセケディ大統領を「反逆者」と呼び、国家反逆罪で起訴するよう求めた。
アフリカ中央部・コンゴ民主共和国の野党と市民グループの指導者たちが9日、政府与党による憲法改正に反対する集会を開いた。
野党は2006年の憲法改正に敬意を表し、「チセケディ(Félix Tshisekedi)大統領が勝手に憲法を改正して、大統領の任期制限を撤廃しようとしている」と主張した。
デモ隊はチセケディ氏を「反逆者」と呼び、国家反逆罪で起訴するよう求めた。
地元メディアによると、デモに参加した少なくとも3つの野党が政府の憲法改正プロジェクトに反対する専門家チームを発足させているという。
チセケディ氏を現行憲法を時代遅れと呼び、改正が必要と主張している。大統領の任期は最長2期10年に限定され、3選は禁じられている。
一部の与党議員は大統領の任期制限を撤廃すべきと主張しているが、実現するかは分からない。
大統領選は昨年末に行われ、チセケディ氏が得票率70%で再選。投票率は40%にとどまった。