◎この6人は検察がクーデターのために使用するつもりだったと主張する兵器をテストしている最中に逮捕された。
ガーナの高等裁判所は25日、2019年のクーデター計画に関与したとされる兵士3人を含む6人に死刑を言い渡した。
この裁判は2021年に始まった。被告は国家反逆罪に問われている。
地元メディアによると、アフリカの中で最も安定した民主主義国家のひとつであるガーナで反逆罪による死刑判決が言い渡されたのは数十年ぶり。
司法長官事務所は声明で、「国家・憲法転覆(クーデター)は容認できず、今回の判決は極めて重要なシグナルを送る」と述べた。
高裁はこの事件で起訴された他の3人(うち2人は兵士)を無罪とした。
この6人は検察がクーデターのために使用するつもりだったと主張する兵器をテストしている最中に逮捕された。報道によると、6人は上告する見通し。
ガーナが最後に死刑を執行したのは1993年とされる。
議会(一院制、定数275)は昨年、死刑廃止を含む刑法改正案を賛成多数で可決。これにより、死刑は原則、終身刑もしくは無期懲役に置き換えられたものの、クーデターを含む大逆行為に対する死刑は維持された。