◎武装集団は19日に北東部イトゥリ州の難民キャンプを襲撃した。
2021年12月21日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州の難民キャンプ(Getty Images/AFP通信)

コンゴ民主共和国の赤十字社は20日、武装集団が北東部の難民キャンプを襲撃し、7人の子供を含む少なくとも14人をマチェーテで切り殺したと明らかにした。

AFP通信によると、武装集団は19日に北東部イトゥリ州の難民キャンプを襲撃したという。

赤十字社はAFP通信の取材に対し、「犠牲者の中には2歳の女児と25歳から32歳の女性5人が含まれている」と語った。

イトゥリ州ジュグ地区のリーダーであるバンジュ氏はAFP通信に、「虐殺犯はこの地区で民族浄化の責任を負わされている武装グループCODECOの戦闘員」と明らかにした。

イトゥリ州はコンゴを代表する天然資源の豊富な州のひとつで、CODECOや他の武装勢力のテロ攻撃に悩まされている。

CODECOは地域の主要民族「レンドゥ族」で構成される派閥のひとつで、他の過激派や政府と天然資源を争っている。

バンジュ氏は、「CODECOの民兵は難民キャンプに忍び込み、静かに人々を切り殺した」と述べた。「犠牲者は主にンゴシ村から避難してきた人たちでした...」

イトゥリ州とその隣の北キブ州はCODEDO、コンゴISIL、連合民主軍(ADF)を含む反政府武装勢力に対抗するために、昨年5月から封鎖下に置かれている。コンゴISILは政府軍を部外者と呼び、民間人に対するテロ攻撃を繰り返している。

政府軍は昨年11月にウガンダ政府の支援を受け、武装勢力に対する作戦を開始した。しかし、デンマーク難民評議会によると、昨年5月から今年1月の間に戦闘に巻き込まれて死亡した民間人は1,000人を超え、数万人が国内避難民になったという。

北キブ州知事室は20日の声明で、「イトゥリ州に隣接するベニ地方でも19日に襲撃事件が発生し、少なくとも4人がADFの待ち伏せ攻撃を受け、殺された」と明らかにした。

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