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▽コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動。そのほとんどが土地や貴重な鉱物などを守るために戦っている。
2025年2月12日/コンゴ民主共和国、北キブ州ゴマの避難所(ロイター通信)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は14日、コンゴ民主共和国東部の状況が急速に悪化していることに深刻な懸念を表明し、紛争によって約35万人の避難民がテントを失い、屋外で生活していると明らかにした。

同国最大の反政府勢力M23(3月23日運動)が主導する「コンゴ川同盟」は先月末に東部・北キブ州の州都ゴマを制圧。南キブ州の州都ブカブに進軍中とみられる。

国連はM23がゴマを制圧して以来、3000人近くが死亡、約2900人が負傷したと報告している。実際の死傷者数はもっと多いという情報もある。

ゴマの難民キャンプでは少なくとも200万人が避難生活を余儀なくされている。

UNHCRの報道官はジュネーブの記者団に対し、「ゴマとその周辺で7万カ所の避難所が破壊され、約35万人が屋外で寝泊まりしている」と語った。

それによると、M23だけでなく、他の武装勢力も混乱に乗じて難民キャンプを襲い、女性や子供を誘拐しているという。

国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)は13日、北キブ州郊外の複数の集落にコンゴ開発協同組合(CODECO)が押し入り、80人以上を殺害したと明らかにした。

CODECOは東部地域に拠点を置く宗教団体。コンゴで最も危険な武装勢力のひとつとされ、複数の大量虐殺に関与したと告発されている。

コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動。そのほとんどが土地や貴重な鉱物などを守るために戦っている。

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