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コンゴ南東部の鉱山で橋崩落、少なくとも32人死亡

事故はルアラバ州近郊の鉱山で15日に発生した。
コンゴ民主共和国の鉱山(AP通信)

コンゴ民主共和国南東部の鉱山で橋が崩落し、少なくとも32人が死亡した。地元当局が16日、明らかにした。

それによると、事故はルアラバ州近郊の鉱山で15日に発生したという。

州当局はフェイスブックに声明を投稿。「過去数日の豪雨と土砂崩れの危険により、現場への立ち入りを禁じていたにもかかわらず、違法採掘者が鉱山に押し入り、橋が崩れた」と説明した。

政府機関SAEMAPEが16日に公表した報告書によると、鉱山の警備に当たっていた兵士が違法採掘者の接近を確認。空に向けて発砲したところ、一部がパニック状態で橋に殺到し、重みに耐えきれず崩れたという。

当局は死者数を32人と説明したが、報告者には少なくとも40人が死亡したと書かれている。

コンゴはEV(電気自動車)やその他の製品用のリチウムイオン電池の製造に使用されるコバルトの世界最大の生産国であり、その80%を中国企業が支配している。

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