コンゴ共和国大統領選、現職のサスヌゲソ氏(82歳)再選へ、通算40年超統治
サスヌゲソ氏は1979年のクーデターで政権を掌握し、1992年の選挙でいったん退いたものの、1997年の内戦後に再び権力を握った。それ以降は大統領の座にとどまり続け、通算で40年以上にわたり国を統治してきた。
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アフリカ中部・コンゴ共和国で15日、大統領選が行われた。現地メディアによると、現職のサスヌゲソ(Denis Sassou Nguesso、82歳)大統領が再選する可能性が高く、長年続く同氏の統治がさらに5年間延長されるとの見方が強い。
サスヌゲソ氏は1979年のクーデターで政権を掌握し、1992年の選挙でいったん退いたものの、1997年の内戦後に再び権力を握った。それ以降は大統領の座にとどまり続け、通算で40年以上にわたり国を統治してきた。
今回の選挙には現職を含め7人が立候補しているが、野党勢力は分裂、弱体化している。著名な野党指導者の一部は拘束され、別の著名な人物は国外に滞在しているほか、複数の野党政党が選挙の公正性に疑問があるとしてボイコットを表明している。こうした状況から、選挙結果に大きな不確実性はないとみられている。
人権団体などは近年、政府による政治活動の規制や活動家の拘束が強まっていると指摘し、選挙環境への懸念も示されている。政府側はこうした批判を否定し、選挙は透明かつ公正に実施されていると主張している。
選挙は5年任期の大統領を選ぶもので、過半数の票を得た候補が当選する仕組みとなっている。過半数に届かなかった場合には上位2人による決選投票が行われる。
サスヌゲソ政権は近年、石油依存経済からの回復やインフラ整備、教育改革などを公約として掲げている。一方で、貧困率は依然として高く、人口の半数以上が貧困状態にあるとされる。若者の失業率も高く、政治や経済の停滞に対する不満は根強い。
こうした状況から、首都ブラザビルなどでは政治に対する無関心や失望感が広がり、投票率の低下を予想する声もある。実際、街頭では「結果はすでに決まっている」と見る市民の声も聞かれるなど、選挙に対する期待は必ずしも高くない。
一方で、長期政権の継続を前提に、今後の後継問題にも関心が集まっている。サスヌゲソ氏は高齢であることから、政権内では次世代の指導者をめぐる議論が進んでいると指摘されている。
暫定結果は投票締め切りから48〜72時間以内に発表される見通しで、結果が確定すればサスヌゲソ氏はさらに5年間、大統領として国政を担うことになる。
