コモロ大統領選、現職のアスマニ氏4選へ

◎コモロの人口は約80万人。1975年にフランスから独立して以来、何度もクーデターを経験してきた。

インド洋の島国コモロで14日、大統領選が行われた。

現地メディアによると、権威主義的な元軍人であるアスマニ（Azali Assoumani）大統領の4選は確実な情勢。

5人の野党候補がアスマニ氏に挑戦する一方、野党支持者たちは投票をボイコットするようを呼びかけ、選挙管理委員会を「政府の犬」と批判した。

選管はアスマニ氏寄りという野党の主張を否定している。

暫定結果は19日に発表される予定だ。

コモロの人口は約80万人。1975年にフランスから独立して以来、何度もクーデターを経験してきた。最初のクーデターは独立からわずか1カ月後に起こった。

アスマニ氏は1999年のクーデターを率い、2002年に大統領に選出。1期で退いたものの、2016年の選挙で返り咲き、2019年に再選された。大統領の任期は5年である。

アスマニ氏は2018年に憲法を改正し、大統領の任期制限を廃止した。