◎ルト大統領の与党・国家統一党は1日、ガチャグア副大統領の弾劾動議を国会に提出した。
ケニアの政府与党がガチャグア(Rigathi Gachagua)副大統領の弾劾決議案を国会に提出したことをめぐり、各地で政府支持者同士の衝突が相次ぎ、警察が出動する事態となっている。
ガチャグア氏は6月の反政府デモを支持し、さらに複数の汚職や不正行為に関与したと告発されている。
ガチャグア氏はすべての告発を否定している。
ルト(William Ruto)大統領の与党・国家統一党は1日、ガチャグア氏の弾劾動議を国会に提出した。
その後、政府はこの動議について公開の場で議論する必要があるとして、全国各地で11日までフォーラムを開催している。
首都ナイロビのフォーラムでは4日、ルト派とガチャグア派が衝突し、暴力的になった
スタジアムの観客席では椅子の投げ合いとなり、複数人が負傷。警察が介入する事態となった。
中部ニエリ郡では「ガチャグアが弾劾されればルトも終わり」と唱えるデモ隊と警察が衝突。逮捕者が出たという情報はない。
中部ニャンダルアではガチャグア派が裏切り者と罵られ、公民館から追い出された。
地元メディアによると、与党議員の半数以上が各地で動議に反対する声が上がっていることから、賛成しないと表明しているという。