▽事件は27日の午後6時頃に発生。正体不明の武装集団がガーナ船籍の漁船を襲撃し、中国籍の船長、航海士長、機関長を誘拐したとみられる。
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中国外務省は3月31日、アフリカ西部・ガーナ沖で海賊とみられる武装集団が漁船を襲撃した事件について、乗組員の中国人は全員無事であると明らかにした。
ガーナ当局によると、事件は27日の午後6時頃に発生。正体不明の武装集団がガーナ船籍の漁船を襲撃し、中国籍の船長、航海士長、機関長を誘拐したとみられる。
他の乗組員は船内に身を隠し、襲撃をやり過ごした。
ガーナ当局は29日の声明で、「27日の夕方、7人の武装集団が船に乗り込んだ」と明らかにしていた。
それによると、海賊とみられる武装集団は甲板に乗組員を集め、携帯電話を没収した後、約3時間船内を物色したという。
武装集団が船を離れた後、襲撃をやり過ごした乗組員が船長らがいないことに気づいた。
西アフリカ沖のギニア湾で海賊行為は珍しくない。
中国外務省の報道官は記者会見で、「乗組員は全員無事である」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。