◎カメルーンでこのような事故は珍しくなく、自然災害で倒壊することもあれば、施工不良が原因のこともある。
アフリカ西部・カメルーンの中心都市ドゥアラで4階建ての建物が倒壊し、少なくとも16人が死亡、30人近くが負傷した。地元当局が23日、明らかにした。
それによると、事故は市中心部の住宅地で発生。陸軍・警察・消防が救助活動に当たり、負傷者は市内の病院に搬送されたという。
AP通信は当局者の話として、「死傷者の数は増える可能性が高い」と伝えている。
ドゥアラは首都ヤウンデの西方約210kmに位置する同国の経済の中心地である。
報道によると、陸軍兵士らは重機を使って残骸を取り除いているという。赤十字社の職員も救助活動を支援しているようだ。
倒壊した建物の近くに住む男性はAPの取材に対し、「友人と一緒に残骸を取り除こうとしたが、無理だった」と語った。
カメルーンでこのような事故は珍しくなく、自然災害で倒壊することもあれば、施工不良が原因のこともある。
ドゥアラ市議会は現在、洪水や地滑りの影響を受けやすい危険区域の家屋(主に掘っ立て小屋)を取り壊している。地元メディアによると、今回倒壊した建物は取り壊しの対象ではなかったという。