◎北西部の英語圏で活動する分離主義勢力はその他のフランス語圏地域から疎外されていると主張し、英語圏の独立国家を樹立するために2016年頃から国軍と戦っている。
2015年9月10日/カメルーン、首都ヤウンデ近郊、カメルーン軍の兵士(Getty Images/AFP通信)

西アフリカ・カメルーンの地方自治体は26日、分離主義者に拉致された女性30人以上が解放されたと明らかにした。

それによると、女性たちは今月初め、ナイジェリア国境近くの集落で拉致されたという。

国営テレビは政府関係者の話しとして、「反政府勢力は違法な徴収に反対した女性たちを拉致、拷問した」と伝えている。

報道によると、分離主義者たちは支配地域で生活する住民から1人当たり毎月1000ドル近くを取り立てているという。

北西部の英語圏で活動する分離主義勢力はその他のフランス語圏地域から疎外されていると主張し、英語圏の独立国家を樹立するために2016年頃から国軍と戦っている。

国連によると、この分離独立紛争の死者は6000~7000人。100万人近くが避難を余儀なくされたという。

政府は分離主義勢力が英語圏の一般市民を虐待していると非難している。

解放された女性のひとりはAP通信の取材に対し、「拘束中に拷問を受けた」と語った。「彼らは私を裸にし、銃で殴りました...」

国営テレビはナイジェリア国境で活動する分離主義勢力の報道官の声明を引用し、「女性たちが抗議デモをやめると約束したため、解放した」と伝えている。また報道官は「デモを行った者は懲罰を受ける」と警告した。

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