◎事故はヤウンデ郊外の住宅地にある高校の校門で22日朝に発生。遅刻した生徒たちが校門に殺到し、ドミノ倒しになった。
カメルーンの首都ヤウンデにある高校で群集事故が発生し、少なくとも106人が死傷した。地元メディアが22日に報じた。
それによると、事故はヤウンデ郊外の住宅地にある高校の校門で22日朝に発生。遅刻した生徒たちが校門に殺到し、ドミノ倒しになったという。
地元ラジオ局は関係者の話しとして、「少なくとも10人が死亡し、96人が重軽傷を負ったという情報がある」と伝えている。
警察は声明を出しておらず、詳細は不明。
報道によると、多くの生徒がその場で命を落とし、100人近くが病院に搬送されたという。
中央政府は地元当局を支援するために要員を派遣すると発表。医療チーム、陸軍、警察、その他関係機関の職員が現場に派遣されたと伝えられている。
カメルーンは西部地域の紛争やイスラム過激派による攻撃に悩まされており、ヤウンデでも暴力事件が増加している。
地元ラジオ局は群集事故を目撃したという男性の話しを引用し、「生徒数人が校門を開けようとしたが、うまくいかず、その後、後ろから来た群集に飲み込まれた」と伝えている。