エジプト・データセンター火災、4人死亡、20人負傷
火事はカイロの中心部にある10階建てのテレコム・エジプトビルで7日午後に発生。10数台の消防車が消火活動にあたり、8日の朝までに鎮火した。
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エジプト・カイロのデータセンターで発生した火事について、消防当局は8日、4人が死亡し、20人以上が負傷したと明らかにした。
火事はカイロの中心部にある10階建てのテレコム・エジプトビルで7日午後に発生。10数台の消防車が消火活動にあたり、8日の朝までに鎮火した。
消防によると、テレコム・エジプトが入居するフロアから出火し、猛烈な勢いで他の階に燃え広がったという。
テレコム・エジプトの労働組合は声明で、「亡くなった4人は同社の従業員であった」と明らかにした。
AP通信は政府当局者の話しとして、「消防が救助作業に当たり、負傷者の数が26人に増加した」と伝えている。
それによると、全員が病院に搬送され、一部は退院したとのこと。
消防士たちは上階から煙が噴き出す中、はしご車で消火作業に当たった。
報道によると、カイロを含む広い範囲で電話がつながらなくなり、インターネット障害も発生。世界各国のネット接続状況を監視する英団体ネットブロックスはエジプト全土の接続率が62%に低下したと報告した。
電話に加え、クレジットカード、ATM、オンライン取引を含む一部のデジタルバンキングサービスも影響を受けた。銀行はその日の窓口営業を終えていた。
国営メディアによると、空港も影響を受けたという。航空局は8日、離陸を見合わせていた全ての旅客機が8日朝までに出発したと明らかにした。