◎テロ組織レッドタバラが25日深夜に西部の集落を襲撃し、住民少なくとも9人を処刑したとみられる。
ブルンジ陸軍の兵士(Getty Images)

ブルンジ政府は26日、隣国ルワンダの反政府勢力RED-Tabara(レッドタバラ)の攻撃で民間人9人が死亡したと発表。ルワンダ政府を強く非難した。

大統領府の報道官は声明で、「テロ組織レッドタバラが25日深夜に西部の集落を襲撃し、住民少なくとも9人を処刑した」と明らかにした。

9人のうち6人が女性、1人が陸軍兵士であった。

地元メディアによると、レッドタバラの報道官がSNSに犯行声明を投稿したという。

レッドタバラはコンゴ民主共和国の南キブ州に拠点を置く反政府勢力。ブルンジ政府はこれをテロ組織に指定している。

レッドタバラはブルンジ兵6人を殺害したと主張している。

襲撃を目撃したという住民はAP通信の取材に対し、「陸軍は重装備のテロリストに圧倒され、現場から逃走した」と語った。

別の目撃者は「レッドタバラがいつ襲ってくるか分からず、恐怖の中で暮らしている」と述べた。

レッドタバラは治安当局者10人が死亡したとされる昨年12月22日の襲撃にも関与したと主張。ブルンジ政府は民間人少なくとも20人が殺害されたと報告している。

ブルンジはルワンダ政府がレッドタバラを支援している主張。ルワンダはこれを否定している。

ルワンダ政府は以前、「レッドタバラの戦闘員も国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の保護下にある」と主張。「同国内に潜伏する戦闘員をブルンジに引き渡すことはできない」と述べていた。

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