◎最高指導者のトラオレ大尉は前日、タンベラ首相を解任した。理由は明らかにしていない。
ブルキナファソの大統領に就任したトラオレ大尉(Getty Images/AFP通信)

アフリカ西部・ブルキナファソの軍事政権が8日、新首相を任命した。国営テレビが報じた。

それによると、ウエドラオゴ(Rimtalba Jean Emmanuel Ouedraogo)通信相が組閣を命じられたという。

最高指導者のトラオレ(Ibrahim Traore)大尉は前日、タンベラ(Apollinaire Joachim Kyelem de Tambela)首相を解任した。理由は明らかにしていない。

2年前のクーデターで前軍政を打ち負かし、世界最年少の大統領となったトラオレ氏はイスラム過激派との全面戦争を宣言している。

この紛争による死者は数万人、避難者は200万人以上と推定されている。被害の全容は明らかになっておらうず、調査が進む目途も立っていない。

ブルキナ、マリ、ニジェールの軍政はフランスとの関係を断ち、ロシアに接近。ロシアは広大なサヘル地域に民間軍事会社ワグネルや正規軍の兵士を展開し、イスラム過激派を掃討している。

この3カ国は同盟関係にあり、サヘル諸国連合(AES)を形成している。

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