◎3カ国の外相はマリの首都バマコで会合を開き、近隣諸国も将来、この連邦に統合することで一致した。
ニジェール、首都ニアメ、記者団の取材に応じるチアニ将軍(Getty Images/AFP通信)

西アフリカのブルキナファソ、マリ、ニジェールの軍政が「サヘル連邦」という共同体を創設すると発表した。現地メディアが2日に報じた。

それによると、3カ国の外相はマリの首都バマコで会合を開き、近隣諸国も将来、この連邦に統合することで一致したという。

外相たちは外交、防衛、開発の重要性を確認。西アフリカ諸国の政治的・経済的統合を確立することで一致した。

マリ外務省の報道官は声明で、「サヘル連邦を創設するという提案は3カ国の首脳に提出され、その後、バマコで3カ国首脳会談を開く予定だ」と述べている。

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の厳しい経済制裁に直面する3カ国の軍指導部は先月下旬、安定化基金、投資銀行、経済通貨統合を検討する委員会の設立で合意した。

また3カ国は9月中頃、相互防衛協定に調印。ECOWASと欧米諸国を非難し、ロシアにすり寄った。

マリ軍政はロシアの民間軍事会社ワグネルと契約を結び、イスラム過激派との戦いを続けている。

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