◎ブルキナファソではアルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある武装勢力の攻撃が相次いでいる。
ブルキナファソ政府は20日、東部地域で活動している部隊がジハード主義者の襲撃を受け、兵士11人が死亡、少なくとも20人が負傷したと発表した。
地元メディアによると、武装勢力は東部コンピエンガ県にある軍事基地を19日に襲撃したという。
政府は声明の中で、「ジハード主義者は基地を執拗に砲撃した」と述べている。「この攻撃で兵士11人が死亡し、榴散弾(中に多数の散弾を詰めた砲弾)などで兵士少なくとも20人が負傷しました...」
政府によると、部隊は航空支援を受け、武装勢力の無力化に成功したという。一部の戦闘員は追撃をかわし、逃亡したと伝えられている。一連の戦闘でジハード主義者少なくとも15人が死亡した。
ブルキナファソではアルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある武装勢力の攻撃が相次いでいる。
北部スム県では19日早朝に武装勢力がバスを襲撃し、乗客1人が死亡、12人が負傷した。
先週末にもスム県内で武装勢力が関与したと思われる事件が発生し、民兵と市民40人近くが死亡したと伝えられている。
ブルキナファソ北部ではサヘル地域に拠点を置くアルカイダやISISとつながりのある組織が複数活動している。進行中のサヘル紛争(マリ北部紛争)の犠牲者は2000人以上、避難民は200万人と推定されている。