◎デング熱は蚊が媒介する疾患のひとつで、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状がみられる。熱帯地域の水源近くで蔓延することが多い。
ブルキナファソ、国際医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」の職員と親子(Doctors Without Borders)

ブルキナファソの保健当局は24日、首都ワガドゥグなどでデング熱が蔓延し、この1カ月で350人以上が死亡したと明らかにした。

それによると、10月中旬から今月中旬までの死者数は確認できているだけで356人に達したという。

軍政の報道官はフェイスブックに声明を投稿。「我が国でデング熱が蔓延していることを認識しており、保健当局に対応を急ぐよう命じた」と書き込んだ。

保健当局によると、1月1日~11月19日の間に感染が疑われる症例は約13万件、感染が確定した人は約5万7000人、亡くなった人は570人。致死率は1%だった。

10月15日~11月19日の間に亡くなった人は356人。

保健当局の担当者は会見で、「11月13~19日の間に亡くなった人は59人となり、増加傾向にある」と警告。同期間の感染が疑われる症例は1万4000件、感染が確定した人は約7000人。うち重傷者は1100人となっている。

軍政は感染が急拡大しているワガドゥグと西部ボボディウラッソで蚊の駆除キャンペーンを開始。蚊取り線香や防虫スプレーを無料で配っている。

ブルキナでは1960年代からデング熱の患者が確認されている。最近の流行は2017年に発生、この時は13人が死亡している。

デング熱は蚊が媒介する疾患のひとつで、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状がみられる。熱帯地域の水源近くで蔓延することが多い。

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