◎倒壊の原因は明らかになっていない。
エジプトの首都カイロで10日、6階建てビルが倒壊し、少なくとも8人が死亡、3人が負傷した。当局が明らかにした。
保健省は声明で、「カイロ西部の地区で6階建てアパートが突然崩れ、8人が死亡、3人が病院に搬送された」と述べた。
カイロ州知事は予防措置として、近隣住民に避難を命じた。
国営テレビによると、このビルは1960年代に建設されたという。倒壊の原因は明らかになっていない。
エジプトでこのような倒壊事故は珍しくない。農村部やスラム街には建築基準を無視した建物が乱立しており、事故が多発している。
政府は緩い建築基準法を見直し、取り締まりを強化している。また倒壊の危険性がある建物で生活する人々のための住宅開発も進められている。
国営テレビによると、カイロを含む多くの都市部でも建築基準法や規則に従わない無許可のアパートや掘っ立て小屋が新たに建設されているという。