ニジェール軍、ボコ・ハラムの幹部殺害、軍政が発表
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、ナイジェリア、その隣国ニジェール、チャド、カメルーンで猛威を振るっている。
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アフリカ西部・ニジェールの軍事政権が22日、ナイジェリアに拠点を置くイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の幹部とされる男を殺害したと発表した。
それによると、ニジェール軍は15日、チャド湖地域で行われた空爆でこの男と数十人の戦闘員を殺害したという。
この男は40代で、軍は数週間にわたる追跡の末、殺害に成功したと主張している。
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、ナイジェリア、その隣国ニジェール、チャド、カメルーンで猛威を振るっている。
ナイジェリア政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ボコ・ハラムは2009年に西欧の教育に反対し、過激なイスラム法を導入するための武装闘争を開始した。
専門家によると、ニジェール軍が殺害したと主張する幹部は過去に少なくとも3回死亡したと報告されている。
この男は2016年にボコ・ハラムから分離した過激派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」の幹部という情報もある。