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▽リビアは2011年の革命以来、欧州への亡命を希望するアフリカ・中東・アジアの亡命希望者の中継地になっている。
2023年4月20日/リビア西部の海岸、移民とみられる遺体と赤新月社の職員(Getty Images)

アフリカ北部・リビアの海岸で移民とみられる6人の遺体が収容された。赤新月社が2日、明らかにした。

それによると、遺体は北部ミラスタの海岸に流れ着いたという。

リビア赤新月社は声明で、「1日朝に4体、1日夕方に2体の遺体を収容。移民とみられる」と述べた。

ミラスタは首都トリポリの東方約200キロに位置する。

リビア赤新月社は「さらなる遺体の漂着に備え、現在もパトロールを続けている」と述べた。

リビアは2011年の革命以来、欧州への亡命を希望するアフリカ・中東・アジアの亡命希望者の中継地になっている。

同国で活動する人身売買組織は不安定な情勢を利用して利益を上げているとみられ、エジプト、アルジェリア、スーダンなど、少なくとも6カ国から移民を北部の海岸に移送。ゴムボートや木造船に乗せ、地中海に送り出している。

国連の専門機関である国際移住機関(IOM)は2024年時点で、さまざまな国籍の移民・難民約78万7000人がリビア国内で生活していると推定している。

当局は2月、同国南東部の2カ所で集団墓地から数十体の遺体を回収した。

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