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チュニジア沖で移民船沈没、40人死亡、30人救助

現場は東部マーディア沖。海軍と沿岸警備隊が出動し、移民30人を救助、40人の遺体を収容したという。
イタリア南部ランペドゥーザ島沖、移民船(Getty Images)

アフリカ北部・チュニジアの沖合で移民船が沈没し、乳児を含む40人が死亡、30人が救助された。地元当局が22日、明らかにした。

地元メディアによると、現場は東部マーディア沖。海軍と沿岸警備隊が出動し、移民30人を救助、40人の遺体を収容したという。

乗っていたのはサハラ以南のアフリカ出身者と伝えられている。国籍は明らかになっていない。

AP通信は当局者の話しとして、「検察庁が沈没の原因と状況を明らかにするための調査を開始した」と伝えている。

チュニジアの海岸とイタリア南部ランペドゥーサ島は130キロほどしか離れておらず、移民のホットスポットになっている。

アフリカ北部のチュニジアとリビアに拠点を置く人身売買組織はサハラ砂漠以南の紛争地などから逃れた移民を集め、ボロボロの木造船やゴムボートに乗せ地中海に送り出している。

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