◎チュニジアとイタリア南部ランペドゥーサ島は150kmほどしか離れておらず、移民のホットスポットになっている。
アフリカ北部・チュニジアの沖合でスーダン移民を乗せたボートが沈没し、少なくとも13人が死亡、27人が行方不明になっている。チュニジアの沿岸警備隊が8日、明らかにした。
それによると、ボートは東部スファックスの海岸から出港したとみられ、約14キロの沖合で沈没したという。
警備隊に救助された2人は「合計42人が乗船していた」と証言。全員スーダン人であった。
AP通信は情報筋の話しとして、「人身売買組織はこのスーダン人グループを含む多くの移民をイタリアに送り込もうとした」と伝えている。
チュニジアとイタリア南部ランペドゥーサ島は150kmほどしか離れておらず、移民のホットスポットになっている。
リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織はサハラ砂漠以南の紛争地から逃れた移民を集め、頼りない木造船やゴムボートに乗せ出港させている。