コンゴ北西部の河川でボート転覆、86人死亡=国営メディア
コンゴでこのような事故は珍しくなく、アクセスの問題で陸軍や警察による救助活動が行われないこともある。特に武装勢力が支配する地域では事故や自然災害が発生しても救助活動はほとんど行われない。
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コンゴ民主共和国・北西部の赤道州の河川でボートが転覆し、少なくとも86人が死亡した。国営メディアが12日に報じた。
それによると、事故は同州郊外の河川で10日に発生。犠牲者の大半が学生であった。
転覆の原因は明らかになっていない。
AP通信は当局者の話しとして、「不適切な積載と夜間運航が原因」と伝えている。
国営メディアが報じた映像には遺体を引き上げる地元住民の姿が映っていた。
APの取材に応じた地元住民は「転覆したボートには少なくとも100人が乗っていた」と語った。
コンゴでこのような事故は珍しくなく、アクセスの問題で陸軍や警察による救助活動が行われないこともある。特に武装勢力が支配する地域では事故や自然災害が発生しても救助活動はほとんど行われない。
赤道州の湖で6月に発生したボートの沈没事故では少なくとも30人が死亡した。
赤道州のコンゴ川では4月、フェリーが炎上・転覆し、少なくとも148人が死亡した。このフェリーには約500人が乗っていたとみられ、約100人が自力で岸に泳ぎ着いた。
赤道州の別の河川で24年12月に発生したフェリー転覆事故では少なくとも38人が死亡、100人以上が行方不明のままである。